こんにちは!ビズプロパティ株式会社です。

今回は、当社の営業エリアでもある京王線「千歳烏山駅」周辺で進められている再開発・まちづくり計画についてご紹介します。

千歳烏山駅といえば、駅周辺に商店街が広がり、飲食店やスーパー、さまざまな専門店が集まる、生活利便性の高い街です。

そんな千歳烏山駅周辺で現在、大きな変化が始まっています。

京王線の高架化に加え、駅前広場や都市計画道路の整備、さらには高さ約140mの高層複合ビルを建設する再開発計画も進められています。

今回は、2026年10月時点で公表されている情報をもとに、千歳烏山駅周辺が今後どのように変わっていくのかを詳しくご紹介します。

1.千歳烏山駅前ではどんな再開発が進んでいる?

千歳烏山駅周辺では、主に次の4つの事業・計画が進められています。

  • 千歳烏山駅前広場南側地区の市街地再開発事業
  • 京王線の連続立体交差事業(高架化)
  • 駅前広場の整備
  • 都市計画道路「補助第216号線」の整備

これらはそれぞれ異なる事業ですが、相互に関係しながら、駅周辺の交通環境や街並みを大きく変えていくものです。

目指しているのは、駅の南北を行き来しやすくし、歩行者が安全に移動できる、にぎわいのある街づくりです。

2.駅前に高さ約140m・地上34階建ての高層複合ビルを計画!

今回の再開発で特に注目されているのが、**「千歳烏山駅前広場南側地区第一種市街地再開発事業」**です。

千歳烏山駅の南側、約1.5ヘクタールの区域を対象として、商業施設・住宅などが入る大規模な複合施設の建設が検討されています。

公表されている計画の概要は以下のとおりです。

項目計画概要
事業名称千歳烏山駅前広場南側地区第一種市街地再開発事業
対象区域世田谷区南烏山五丁目周辺
施行区域面積約1.5ha
建築面積約5,700㎡
延べ面積約88,600㎡
建物の高さ最高140m
建物規模地下2階・地上34階建てを想定
主な用途商業・業務施設、住宅、駐車場
完成目標2034年度

※都市計画資料および再開発準備組合に関する公表情報に基づきます。建物の階数や施設構成、完成時期は今後変更される可能性があります。

商業施設と住宅が一体となった駅前の新たな拠点へ

2025年に公表された構想では、地下1階から地上3階までを商業施設など、4階から34階までを住宅とする案が示されています。

駅前に新たな商業施設が整備されることで、買い物や飲食などの選択肢が増え、駅周辺の利便性がさらに向上することが期待されます。

また、再開発区域内には、北側に約1,700㎡、南側に約560㎡の広場を設ける構想もあります。

買い物の合間に休憩したり、地域の交流やイベントに利用したりできる空間として、駅前の新たなにぎわいにつながりそうです。

3.京王線の高架化で「開かずの踏切」が解消へ

千歳烏山駅周辺では、京王線の連続立体交差事業も進められています。

この事業は、笹塚駅から仙川駅付近までの約7.2kmを高架化し、合計25か所の踏切を除却する大規模なものです。

千歳烏山駅も高架駅となる予定で、最終的には島式ホーム2面4線の駅となる計画です。

高架化によって期待される効果

① 踏切による交通渋滞の解消

踏切の遮断による車や歩行者の待ち時間が減り、駅周辺の交通環境が改善されることが期待されます。

② 駅の南北の行き来がスムーズに

現在は線路や踏切によって分断されている駅の南北ですが、高架化によって移動しやすくなります。

③ 高架下空間の有効活用

鉄道の高架下には新たな空間が生まれます。

具体的な利用方法は今後の計画によりますが、店舗や地域施設などへの活用も考えられ、街の利便性向上が期待されます。

4.駅前広場と道路の整備で交通環境も変化

再開発とあわせて進められているのが、駅前広場や都市計画道路の整備です。

特に、千歳烏山駅の東側では、都市計画道路「補助第216号線」や「世田谷区画街路第14号線」の整備が進められています。

補助第216号線の駅付近の整備区間は約370m、計画幅員は16mです。

また、世田谷区画街路第14号線には約4,000㎡の交通広場が計画されています。

こうした整備によって、駅とバス・タクシーなどの公共交通機関との乗り継ぎの利便性向上や、歩行者の安全性確保が期待されています。

これまでの千歳烏山駅周辺は、商店街のにぎわいが魅力である一方、歩行者や自転車、車が行き交う場所も多くありました。

駅前の交通環境が整備されることで、より利用しやすい駅前空間へと変わっていきそうです。

5.再開発はいつ完成する?2026年10月現在の進捗状況

気になるのが、再開発の完成時期です。

駅前広場南側地区の再開発については、2034年度の完成・開業を目指す計画が公表されています。

これまでの主な動きは以下のとおりです。

時期主な動き
2022年市街地再開発準備組合を設立
2025年9月都市計画素案の説明会を開催
2026年1月都市計画原案の説明会を開催
2026年3月世田谷区が都市計画案を取りまとめ
2026年9月都市計画案の縦覧・意見募集の手続き
2034年度再開発施設の完成・開業目標

なお、都市計画の手続きと、実際の建物の設計・建設は別の段階です。

2026年10月時点では、計画内容や工事スケジュールについて、今後も確認が必要な状況です。

また、京王線の高架化、道路整備、駅前再開発はそれぞれ事業主体や工程が異なるため、すべてが同じ時期に完成するわけではありません。

6.再開発によって千歳烏山の店舗・事務所事情はどう変わる?

ここからは、事業用不動産を取り扱う当社の視点から、再開発による街の変化について考えてみたいと思います。

① 店舗の出店需要への影響

駅前広場や道路が整備され、人の流れが変わることで、店舗の立地条件にも変化が生まれる可能性があります。

特に、飲食店、美容室、エステサロン、クリニック、サービス店舗など、駅周辺の人通りや利便性が重要となる業種にとっては、今後の街づくりが注目されます。

② 商業エリアの広がり

現在の千歳烏山駅周辺には、個性豊かな商店街が広がっています。

高架化によって南北の行き来がしやすくなれば、これまで以上に駅周辺を回遊する人が増える可能性があります。

一方、新たな商業施設の整備によって既存店舗との競争環境が変わることも考えられます。

新しい施設と昔ながらの商店街がどのように共存していくのかも、今後の注目ポイントです。

③ 賃料相場への影響

再開発が進むと、駅周辺の不動産需要や賃料相場が変化する可能性があります。

ただし、再開発によって必ず賃料が上昇するとは限りません。

実際には、駅からの距離、建物の築年数、道路付け、視認性、人通り、物件の用途など、さまざまな条件によって異なります。

店舗や事務所を探す際には、現在の立地条件だけでなく、今後の道路整備や人の流れの変化も考慮することが大切になりそうです。

7.千歳烏山らしさを残した街づくりにも注目

千歳烏山の魅力は、駅前の利便性だけではありません。

地域に根付いた商店街や個人商店、飲食店などが集まり、昔ながらの親しみやすい雰囲気が残っていることも、大きな特徴です。

再開発に対しては、交通環境の改善や防災性の向上を期待する声がある一方、高層建築物による日影・風・景観への影響や、既存商店街への影響を心配する声も寄せられています。

新しい街づくりが進むなかで、千歳烏山ならではの魅力がどのように受け継がれていくのか、引き続き注目していきたいと思います。

まとめ|千歳烏山駅周辺はこれから大きく変わる街

千歳烏山駅周辺では、京王線の高架化、駅前広場や道路の整備、高層複合ビルの再開発計画など、複数の大規模な事業が進められています。

これらの事業によって、交通利便性の向上や駅周辺のにぎわい創出が期待されています。

再開発の完成まではまだ時間がありますが、街の変化はすでに始まっています。

ビズプロパティ株式会社では、千歳烏山をはじめ、世田谷区・杉並区・調布市などを中心に、店舗・事務所などの事業用不動産の賃貸・売買仲介を行っております。

千歳烏山駅周辺で店舗の新規出店や移転、事務所をお探しの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

今後も地域の再開発情報や不動産に関する話題をご紹介してまいります。


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